11月3日。3連休であります。そして11月3日は明け方まで雨の予報。以降は晴れるようなので釣りへ！下洲港でフカセ釣りをするべくオキアミなどを買って向かいました。
下洲港に着いたもののまだ暗く、小雨状態。日の出は6時を過ぎた頃なのでとりあえずトイレにでも行って一休みしようかと、下洲港のそばにある海水浴場のトイレに行きました。ちょうど1年ぐらい前に1度来たことがあったので勝手はわかっています。下の写真、赤丸がトイレです。
トイレ横には駐車場もあることはわかっていました。ここで大きき大きな誤算が・・・
1年前はこの駐車場アスファルトだったのですが、1年もたつとものすごい砂が堆積していました。そしてここ何週間の雨。砂はすっかり柔らかくなっています。
暗い中そうとは知らず車を乗り入れトイレに行き、いざ車を動かそうとすると・・・
動きません。私の車セレナなのですが、前輪が空回りします。
スタックやんけ・・・
と、一瞬青ざめましたがすぐさま契約しているソニー損保に電話。24時間やっててよかった！こんな時こそロードサービスやん！とやや余裕を取り戻して電話してみると
「砂浜でのスタックはサービスの対象外なんですよ」
これは・・・仕方ない非会員だがＪＡＦだＪＡＦ！と電話してみます。
「あぁ・・・だいたい２万円ぐらいかかりますねぇ」
こ、これはもうダメかもわからんね・・・
まずはスタックしている前輪周りを掘ります。まだ小雨は降っています。周りは暗いです。泣きそうです。掘った後に釣り用として沢山持ってきているタオルをタイヤ周りにおいて、タオルの上を走れるようにします。
祈るようにアクセルを踏みます！しかし虚しく空回り・・・
まだだ！まだ頑張れる！と自分に喝を入れて砂浜に這いつくばって地面を掘っていると、野菜などを載せるような保冷車？的なトラックに乗った老夫婦が、トイレに立ち寄りました。そして、ドロドロになっている私を見て話しかけてくれました。
後光がさしているようでした。
老夫婦は私にダンボールを数枚くれたので、それをタオルと一緒に砂の上に敷きます。が、やはり脱出できません。
すると今度はたまたまドライブに来たという若い男性が来てくれて、車を押すのを手伝ってくれました。そしてさらに海岸でながーいロープを見つけてくれました！
老夫婦のトラックと私のセレナをロープでつなぎ牽引する作戦です。で、トラックを私の車側まで移動してくれたところ・・・今度はトラックがスタック・・・
あかーん！
と絶望のしかけましたが、後から来てくれた若い男性が乗っていたマーチでトラックをまずひっぱり脱出させることに。とにかく砂に入ったらアウト。牽引できる位置まで移動してもらいつつアスファルト道路で待機。この時ロープがとても長かったのが不幸中の幸いでした。
マーチでトラックを牽引できるかは心配でしたが、人が押すよりは力があるだろうということでやってみます。私も必死でトラックを押しました。そして無事トラック脱出！
次は私の車の番です。トラックよりは軽いですが深くタイヤが埋まっているので、さらに念入りに周りを掘ってから、いざ！牽引！ 私はバックギヤに入れてゆっくりとアクセルを踏み込んでいきます。すると・・・
動いたーーー！
動き出したら、あとはもう止まらずにアスファルトまで一気に動かして脱出完了！！
手伝ってくださった、助けてくれた老夫婦、若い男性に本当に感謝です。あとからお礼をしたくお名前、住所を聞こうと思いましたが「いいよいいよ」と・・・
老夫婦は言いました。
「助けるやつは助けられた事があるやつだよ。助けられた時どれだけ大変で辛かったか知ってるからね。素通りしていった奴らは助けられたことがないんだよ」
助けてくれた方々に、深々と頭を下げ見送りました。色々学びました。
この時点で朝６時半ぐらいだったかな・・・日も昇り、ドロドロでヘトヘトに疲れた私はもはや撒き餌を作る力も残っておらず、下洲港を後にしました。
とりあえず、車を走らせます。途中飲み物を飲んだり。
下洲港から北上し、富津新港に行くもすでに満員。オキアミ、アミエビも買ってあるし、この前行った木更津へ・・・と思ったけど万が一釣れなかったら、完全な丸坊主だったらもう精神的におかしくなりそうだったので、鉄板と思われる市原海釣り公園に行きました。
混雑はしていましたが、なんとか場所確保。そのあとすぐに入場制限。滑り込みセーフでした。
一投目からイワシがバカスカ釣れます。サイズは小さいですが嬉しいです。
コノシロも２匹釣りました。
なんだかその日の夕日はいつもとちょっと違う感じだったね。
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